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彩りの手刺繍人

『無頭騎士の亡霊』
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『無頭騎士の亡霊』

私『朝昼は仕事をして、夜は制作の日々。いったいどこから貫徹するエネルギーがわいてくるんだ?私スゲェな』 死神『エネルギーがわいてるんじゃなくて、おまえの命を削ったカスを燃やしてるだけだ。』私『なーんだ』死神『なんだ?それだけか?』私『あんた邪魔』死神『じゃ、邪魔だと?』私『一回死にかけた私なんだから今さらって話だよ。あんた、あの時私を狩りに来ただろ。』死神『いかにも。』私『何故あの時、完全に仕...

地主と業者のお話

地主と業者のお話

むかしむかし、土地を理不尽に奪われた地主がおりました。地主はそのことを悔やみ忘れきれず、新たな土地を求め、ついに他所の広大な土地を手にいれることができました。その広大な土地を管理していた者がたまたま無頓着な者で、地主は口達者に巧みに譲り受けることができました。ただし、その土地には前の管理者が建てた神仏の石碑があり、地主はそれを取り除こうとしましたが、畏れを感じてそのままにしていました。広大な土地を...

野ばら姫

野ばら姫

ある国のおはなし。はるかに遠くある小さな国に、詩歌を愛でる王子がおりました。彼は小さい頃から部屋に閉じ籠りがちではありましたが、突然部屋から出てきたかと思うと、王家の人々に美しく端麗な詩歌を披露して高い評価を得ておりました。王家の人々は王子が部屋に籠って何をしているのか全く知りません。また、長いこと王子は部屋に鍵をかけておりましたから王子の健康と部屋の状態を心配しておりました。不安に思った国王は何...